スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
CDが売れない!!
またその話かいっ!!
って眉をしかめず、つきあってやってください(笑)
最初に謝っておかなければなりません。俺のようなヤツが何人もこういう話題に触れているので、音楽を知らない子供の世代まで、こういうことを言い出しました。CDが売れていないのは確かです。でもそれは「90年代と比較して」ってことです。ご存知のように日本は、世界有数のCD売り上げ枚数があります。米国は、すっかりネットに移行しています。
でもこれ、ちょっと違うんです。もともと日本は昔から「CD(含むレコード)の売り上げが異常な国」なんですよ。欧米のアーティストが「日本で売れただけ」で、商売になってしまうような売り上げがあったんです。クイーン・キッス・エアロスミスなど、当時日本以外ではまったくといっていいほど売れませんでした。でも、日本では火が付いたんですね。こんな小さな島国の売り上げが、他の国の音楽界に影響を及ぼすほど、売り上げがあったんです。
なので「その当時と比べれば」っていうことなんですね。でも今現在でも、世界で1・2位を争うぐらい、売り上げがあります。それって・・・ほんとにAKBやB'zやJニーズだけのせい?(笑)。
今時「100万枚」の売り上げなんて、クラクラくる数字です(笑)。世界のトップ・クラスじゃないと出せない数字。それをいとも簡単に、アイドルが出してきます。たしかに「そこだけ」見れば異常だし、「そのため」に日本の売り上げがあるともいえます。でもね(爆)。
ほんとにそれだけだと思います?(笑)。実際は・・・ちょっと違うんですね。
それが証拠に「レコード・コレクター誌」を買ってみて下さい。日本を含め「これでもかっ!!」っていうぐらいCDがリリースされています。しかもそれのほとんどが、リマスター・リイッシュー・ベストなどの「再発モノ」です。しかもしかも近年、「アナログ盤」=レコード盤まで大量にリリースされています。(注:「ビニール盤」っていう言い方のほうがしっくりくるんですが)。本誌巻頭の新譜ページなどは、まるで60年代・70年代・80年代の雑誌を見てるんじゃないか?と錯覚するほど、「再発モノ」で溢れかえっています。ましてや・・・
ここ数年「未CD化モノ」を、1000円・1200円・1500円・2000円などと、「格安シリーズ」を作って、大量にリリースしています。特に「ジャズ系」「オールディーズ系」は、それが顕著です。ではなぜこれを「DL販売」しないんでしょう?
当然ですよね。「DL販売における中間マージン」が存在しないからです。皆さんもご存知のように「CD-R」など、1枚50円で売っても損はしない物体なんです。実質の原価は、数円程度。あとは「音源」「ジャケット」そして「販売網」があり、「買ってくれる人」がいさえすれば、こっちの方がレコード会社の儲けが大きいってことなんですね。
これらを「買ってくれる人」が、実質「日本のCDの売り上げ」のボトムを支えているんです。1枚1枚の「売り上げ枚数」は少ないです。でも「ジャズ1000円シリーズ」は、一挙に50種類・100種類とリリースされます。各5000枚しか売れなくても、100種類あれば、50万枚の売り上げになっています。
そしてこれらは、「いつか」売り切れます。ほとんどが、追加プレスなどありません。返品無しの売り切りになります。というより、いつのまにか売れてなくなっているという真実。在庫されるスパンは長いですが、いつのまにか売れてる「優良物件」(笑)。そしてこのシリーズを重ねていくと・・・
次のシリーズが出たときに、一緒に前シリーズ・前々シリーズのものを買っていく人が多いんですね。この「買ってくれる人」は、いわゆる「コレクター」と呼ばれる人達。「音楽を集める事」に執着心を燃やしている人達です。いや、俺もそれの一端に含まれますが(笑)。
特にジャズなどは、「いつ」「どこで」「誰が」「どんなメンバーと」「どんなシチュエーションで」がとても大事。それには「クレジット」が必要なんです。出来れば「演奏している時の写真」が1枚でもあってくれれば、万々歳。それが「DL販売」では、無理なんですよね。
今「CDを買わない人」って、ほとんどが「J-POPしか聞かない人」。洋楽を追いかけていると、どうしても「CDを追いかける」というスタンスになってきます。それはレコードになると、さらに顕著です。「当時のジャケット」「当時のレーベル」に、異常なまでの執着心があります。まあ俺は、レコードには執着しませんが(笑)
なので・・・
表面上見えている、
J-POPの新譜の売り上げが落ちている!
っていうのが正解。たとえこれらが全て無くなったとしても、日本は一定数以上のCDの売り上げがあるハズです。実際、それだけのものがリリースされていますから。さらに・・・
これらの「廉価盤販売」は、これからドンドン促進されていきます。というのは・・・
現存している音源は、
すべてデジタルでの保存に切り替える
これをすすめるためには、デジタル用のマスタリング=いわゆるリマスターは、避けては通れないんです。ならば、そのデジタル保存に切り替える時点で「一番買ってもらえそうなフォーマット」でリリースすれば、作業経費が浮くわけです。そしてそのついでに、「デジタル機器用のリマスター」もしてしまうわけです。AAACやmp3のためのマスタリングもそこで行っておけば、いつでもDL販売は可能。各音源用のリマスター、ヘッドフォン・イヤフォン用のリマスター。みんな一度に済ませてしまうわけです。
もともとこのマスタリング・エンジニアの皆さんは、レコードのマスタリング&カッティングが専門。ビニール盤を作って欲しい。あるいはAAACを作って欲しいといっても、すぐ対応できてしまうわけです。だってそこにはすでに「音源」はあるわけですから。
これが「ビートルズのリマスター」や「ビーチボーイズのリマスター」なら、細心の注意を払わないと、いろいろ文句を言われます(笑)。でも、オールディーズやジャズなら、一定の水準以上なら、誰にも文句は言われません。特にここ数年で、デジタルの能力が飛躍的に向上してきました。少ないスペースで、ほぼ半永久的に保存できるわけです。それなら・・・ってんで、この「廉価盤販売」が「とてもおいしい商売」に浮上してきたわけです。
今のコ達は、ほんとにかわいそう。50~80年代の音楽は理解できないし、ジャズもクラシックも聴きません。「今、目の前にあるもの」がすべて。それに比べて我々は、「昔聴いたモノのリマスター」や「ボーナス音源」を楽しむことが出来るわけです。そして当時は聴けなかったモノ・買えなかったモノを、自分の手にすることができるんです。
「未発表テイク」=いわゆる当時に「ボツになったモノ」も、アーティスト達は許してくれる傾向にあります。だって、ボツはボツですから(笑)。でも時が流れ、本人達も「ボツを楽しめる年齢」になってきたんですね。
そういう意味では、我々は「良い時代」に生まれてきたのかもしれません。
少なくとも・・・
「今」じゃなくてよかったなぁ~と、シミジミ思います(爆)
って眉をしかめず、つきあってやってください(笑)
最初に謝っておかなければなりません。俺のようなヤツが何人もこういう話題に触れているので、音楽を知らない子供の世代まで、こういうことを言い出しました。CDが売れていないのは確かです。でもそれは「90年代と比較して」ってことです。ご存知のように日本は、世界有数のCD売り上げ枚数があります。米国は、すっかりネットに移行しています。
でもこれ、ちょっと違うんです。もともと日本は昔から「CD(含むレコード)の売り上げが異常な国」なんですよ。欧米のアーティストが「日本で売れただけ」で、商売になってしまうような売り上げがあったんです。クイーン・キッス・エアロスミスなど、当時日本以外ではまったくといっていいほど売れませんでした。でも、日本では火が付いたんですね。こんな小さな島国の売り上げが、他の国の音楽界に影響を及ぼすほど、売り上げがあったんです。
なので「その当時と比べれば」っていうことなんですね。でも今現在でも、世界で1・2位を争うぐらい、売り上げがあります。それって・・・ほんとにAKBやB'zやJニーズだけのせい?(笑)。
今時「100万枚」の売り上げなんて、クラクラくる数字です(笑)。世界のトップ・クラスじゃないと出せない数字。それをいとも簡単に、アイドルが出してきます。たしかに「そこだけ」見れば異常だし、「そのため」に日本の売り上げがあるともいえます。でもね(爆)。
ほんとにそれだけだと思います?(笑)。実際は・・・ちょっと違うんですね。
それが証拠に「レコード・コレクター誌」を買ってみて下さい。日本を含め「これでもかっ!!」っていうぐらいCDがリリースされています。しかもそれのほとんどが、リマスター・リイッシュー・ベストなどの「再発モノ」です。しかもしかも近年、「アナログ盤」=レコード盤まで大量にリリースされています。(注:「ビニール盤」っていう言い方のほうがしっくりくるんですが)。本誌巻頭の新譜ページなどは、まるで60年代・70年代・80年代の雑誌を見てるんじゃないか?と錯覚するほど、「再発モノ」で溢れかえっています。ましてや・・・
ここ数年「未CD化モノ」を、1000円・1200円・1500円・2000円などと、「格安シリーズ」を作って、大量にリリースしています。特に「ジャズ系」「オールディーズ系」は、それが顕著です。ではなぜこれを「DL販売」しないんでしょう?
当然ですよね。「DL販売における中間マージン」が存在しないからです。皆さんもご存知のように「CD-R」など、1枚50円で売っても損はしない物体なんです。実質の原価は、数円程度。あとは「音源」「ジャケット」そして「販売網」があり、「買ってくれる人」がいさえすれば、こっちの方がレコード会社の儲けが大きいってことなんですね。
これらを「買ってくれる人」が、実質「日本のCDの売り上げ」のボトムを支えているんです。1枚1枚の「売り上げ枚数」は少ないです。でも「ジャズ1000円シリーズ」は、一挙に50種類・100種類とリリースされます。各5000枚しか売れなくても、100種類あれば、50万枚の売り上げになっています。
そしてこれらは、「いつか」売り切れます。ほとんどが、追加プレスなどありません。返品無しの売り切りになります。というより、いつのまにか売れてなくなっているという真実。在庫されるスパンは長いですが、いつのまにか売れてる「優良物件」(笑)。そしてこのシリーズを重ねていくと・・・
次のシリーズが出たときに、一緒に前シリーズ・前々シリーズのものを買っていく人が多いんですね。この「買ってくれる人」は、いわゆる「コレクター」と呼ばれる人達。「音楽を集める事」に執着心を燃やしている人達です。いや、俺もそれの一端に含まれますが(笑)。
特にジャズなどは、「いつ」「どこで」「誰が」「どんなメンバーと」「どんなシチュエーションで」がとても大事。それには「クレジット」が必要なんです。出来れば「演奏している時の写真」が1枚でもあってくれれば、万々歳。それが「DL販売」では、無理なんですよね。
今「CDを買わない人」って、ほとんどが「J-POPしか聞かない人」。洋楽を追いかけていると、どうしても「CDを追いかける」というスタンスになってきます。それはレコードになると、さらに顕著です。「当時のジャケット」「当時のレーベル」に、異常なまでの執着心があります。まあ俺は、レコードには執着しませんが(笑)
なので・・・
表面上見えている、
J-POPの新譜の売り上げが落ちている!
っていうのが正解。たとえこれらが全て無くなったとしても、日本は一定数以上のCDの売り上げがあるハズです。実際、それだけのものがリリースされていますから。さらに・・・
これらの「廉価盤販売」は、これからドンドン促進されていきます。というのは・・・
現存している音源は、
すべてデジタルでの保存に切り替える
これをすすめるためには、デジタル用のマスタリング=いわゆるリマスターは、避けては通れないんです。ならば、そのデジタル保存に切り替える時点で「一番買ってもらえそうなフォーマット」でリリースすれば、作業経費が浮くわけです。そしてそのついでに、「デジタル機器用のリマスター」もしてしまうわけです。AAACやmp3のためのマスタリングもそこで行っておけば、いつでもDL販売は可能。各音源用のリマスター、ヘッドフォン・イヤフォン用のリマスター。みんな一度に済ませてしまうわけです。
もともとこのマスタリング・エンジニアの皆さんは、レコードのマスタリング&カッティングが専門。ビニール盤を作って欲しい。あるいはAAACを作って欲しいといっても、すぐ対応できてしまうわけです。だってそこにはすでに「音源」はあるわけですから。
これが「ビートルズのリマスター」や「ビーチボーイズのリマスター」なら、細心の注意を払わないと、いろいろ文句を言われます(笑)。でも、オールディーズやジャズなら、一定の水準以上なら、誰にも文句は言われません。特にここ数年で、デジタルの能力が飛躍的に向上してきました。少ないスペースで、ほぼ半永久的に保存できるわけです。それなら・・・ってんで、この「廉価盤販売」が「とてもおいしい商売」に浮上してきたわけです。
今のコ達は、ほんとにかわいそう。50~80年代の音楽は理解できないし、ジャズもクラシックも聴きません。「今、目の前にあるもの」がすべて。それに比べて我々は、「昔聴いたモノのリマスター」や「ボーナス音源」を楽しむことが出来るわけです。そして当時は聴けなかったモノ・買えなかったモノを、自分の手にすることができるんです。
「未発表テイク」=いわゆる当時に「ボツになったモノ」も、アーティスト達は許してくれる傾向にあります。だって、ボツはボツですから(笑)。でも時が流れ、本人達も「ボツを楽しめる年齢」になってきたんですね。
そういう意味では、我々は「良い時代」に生まれてきたのかもしれません。
少なくとも・・・
「今」じゃなくてよかったなぁ~と、シミジミ思います(爆)
コメント
コメントの投稿