緊急案件 「マイクのビリビリ」
緊急案件です。
全てのミュージシャンに知ってもらいたい案件です。
エレキギター・ベースにおいては「人間がアース」です。
なので楽器から手を離すと「ジーーーーッ」と音がします。
ところが楽器(主に弦)に触れると、それは消えます。
人間がアースになって、初めて完結する回路です。
ところが・・・
楽器で使われている電源は「交流」です。これは直流とは
違います。コンセントのジャックは2本あるんですが
片方にプラスとマイナスが交互に流れ、片方がアースです。
壁のコンセントを見てみて下さい。大きい差込口と小さく
見える差込口があるはずです。あくまでも簡易な理論です
が「交流には極性がある」と覚えて下さい。
通常コンセントに対する差し込みはまちまちになり、あまり
問題が出ません。ところが何らかの条件が揃ってしまった場合
「人間アース」に対して「電流」が流れ込んでしまいます。
これが「マイクのビリビリ」です。細かいことを言う前に
「それを回避する方法」を列挙しておきます。
早い話「ミュージシャン側とPA側の極性があっていない」
ので、これを統一します。まず・・・
ギター・ベースアンプは「ON-OFF-ON」のタイプが多い
です。これが簡易な「極性の変更方法」です。まずはこれを
切り替えてみて下さい。普段はなんでこんなスイッチなのかと
思われているでしょうが、このためについているモノです。
「ON-OFF」のスイッチの場合、アンプの裏側に「GROUND」
というスイッチがあります。「GND」と表記されている場合
もあります。上記と同じで「極性の変更」ができます。
この「グランド」と「アース」は理論上違います。違いますが
そこまで知る必要はありません。また「極性」と「位相」もあ
りますが、それも知らなくていいです(笑)
これでほとんどの場合は「ビリビリ」に対処できるはずです。
ですが日本製品や一部のモノには「ON-OFF-ON」及び
「GROUND」が無い場合があります。その時は・・・
ギター・ベースアンプのコンセントを左右逆に差し込んでみて
下さい。スイッチが無い場合でも症状が改善することがありま
す。ところが・・・外国製品では3本足のコンセントが付いて
いることがあります。これは真ん中の一本がアースになってい
ます。「ビリビリ」は起きにくいんですが、「電源タップ」や
「ドラム」が間に挟まれているいる場合まれに起きます。その
場合、その大元の壁側のコンセントを逆にしてみて下さい。
ほとんどの場合、これのどちらかで症状が改善するはずです。
両方はダメですよ(笑)。どちらか一方だけでいいです。
まれにこれでギター・ベースアンプの「ノイズ」が改善できる
場合もあります。これは多数のエフェクターが嚙んでいる場合
に有効です。コンパクト・タイプは9Vでほとんど動いていま
すがまれに100W給電のエフェクターやラックマウントが混
じってる場合に起きることがあります。これをコンセントの差
し替えでノイズを防げる場合があります。
これ、自宅録音の場合にも有効な場合があります。家庭の電源
では冷蔵庫やクーラー、TVや蛍光灯が起因でノイズが発生し
ている場合があります。これをコンセントの系統を替えたりコ
ンセントの差し替えで防げる場合があります。オーディオ・マ
ニアさんはとても気にします(笑)ちょっとしたトリビアです(爆)
上記で大体は回避できるんですが・・・素直にPA屋さんに言っ
て下さい。その症状をきけば何らかの対処をしてくれるハズです。
別途アンプからアースをとったりしてくれるハズです。それ以外
の簡易な方法があって・・・
マイクにスポンジのウィンド・スクリーンを付けてもらうと直接
にマイクに触れることが無くなるので、その場は対処できます。
通常ライブではSM-58を使っているのでスポンジはちょっと
カッコ悪い(笑)ですが、私は自前のSM-57を持ってるので
スポンジを付けてもあまり気になりません。
「マイクに口を付けて歌う」ことを不思議に思ってる方もいらっ
しゃるで言っておきますが、通常のライブではこれは必須です。
単一指向性では無いので、マイクから離れて歌われると、周りの
音まで拾ってしまう可能性があり、そうするとマイクのフェーダー
を上げにくくなります。それを「マイクに口を付けて歌う」こと
で回避し、そのボーカルだけしっかり音を大きくできます。
SM-58はそれ自体にウィンド効果があり「吹かれ」に強いマイク
です。それを直接、裸にしたのがSM-57です。マイクを吹かない
(直接息を吹きかけない)歌い方ができる自信がある人は57の方
がスリムでカッコイイです(笑)
笑いながら書いていますが(笑)これとても重要なことです。
最悪、命に係わる問題です。感電はとても怖い症状です。
できるだけこの情報は広めて下さい。間違った知識でやってる
と命を落とします。
最も軽い症状が「唇のビリビリ」です。
「ビリビリ」や「チクチク」のうちは笑って済ませられます。
が、水を口に含んだり唇が濡れていると、一挙に電流が流れて
きます。
次に「目の中に稲妻が走る」ことがあります。もう相当にヤバい
状況です。これ、感電してる本人にしか見えない為、周りは
気付いてくれません。本当に「目の中に走る稲妻」が見えます。
すぐさまPA屋さんに言って下さい。死ぬ一歩手前です。
大きな会場では「電源車」が入ります。間違いなく全員が「同じ
電源」で繋がっています。特にウチらのように200を使ってる
場合、最新の注意が必要です。ハモンド+レスリーを回すため
ステージ上に100と200が混在します。PAも照明も楽器も
「同じ電源」で繋がります。どこで「短絡」してしまうかもしれ
ません。細心の注意ははらわれていますが、そういう時の「唇の
ビリビリ」はいつも以上に要注意。
そして最悪なのが「感電」です。これ、いわゆる「スパーク」し
て吹っ飛ばされる場合助かる可能性もありますが、最悪な感電で
は「電流が流れてる状態で動けない」場合があります。感電して
る物体から手が離せなくなります。電気が流れブルブル震えてい
る本人は動けなくて「助けて!」も言えなくなります。そのまま
泡を吹いて、最悪そのままご臨終です。動けなくて「助けて!」
も言えない状態は手で引っ張ってもダメです。体をぶつけてやって
一瞬で吹っ飛ばしたほうがいいです。そうならないための重要案件
です。軽く考えないほうがいいです。
私たちの世代は「スーパーの店頭」から「スタジアム・クラス」まで
色々な経験を積んできました。その都度、いろいろ学んできました。
そして「レコーディング・スタジオ」から「自宅」まで。好むと好ま
ざるとに関わらず「問題の対処法」を覚えました。そんな
「おじいちゃんの知恵」
でいいのなら、なんでも教えます(笑)
全てのミュージシャンに知ってもらいたい案件です。
エレキギター・ベースにおいては「人間がアース」です。
なので楽器から手を離すと「ジーーーーッ」と音がします。
ところが楽器(主に弦)に触れると、それは消えます。
人間がアースになって、初めて完結する回路です。
ところが・・・
楽器で使われている電源は「交流」です。これは直流とは
違います。コンセントのジャックは2本あるんですが
片方にプラスとマイナスが交互に流れ、片方がアースです。
壁のコンセントを見てみて下さい。大きい差込口と小さく
見える差込口があるはずです。あくまでも簡易な理論です
が「交流には極性がある」と覚えて下さい。
通常コンセントに対する差し込みはまちまちになり、あまり
問題が出ません。ところが何らかの条件が揃ってしまった場合
「人間アース」に対して「電流」が流れ込んでしまいます。
これが「マイクのビリビリ」です。細かいことを言う前に
「それを回避する方法」を列挙しておきます。
早い話「ミュージシャン側とPA側の極性があっていない」
ので、これを統一します。まず・・・
ギター・ベースアンプは「ON-OFF-ON」のタイプが多い
です。これが簡易な「極性の変更方法」です。まずはこれを
切り替えてみて下さい。普段はなんでこんなスイッチなのかと
思われているでしょうが、このためについているモノです。
「ON-OFF」のスイッチの場合、アンプの裏側に「GROUND」
というスイッチがあります。「GND」と表記されている場合
もあります。上記と同じで「極性の変更」ができます。
この「グランド」と「アース」は理論上違います。違いますが
そこまで知る必要はありません。また「極性」と「位相」もあ
りますが、それも知らなくていいです(笑)
これでほとんどの場合は「ビリビリ」に対処できるはずです。
ですが日本製品や一部のモノには「ON-OFF-ON」及び
「GROUND」が無い場合があります。その時は・・・
ギター・ベースアンプのコンセントを左右逆に差し込んでみて
下さい。スイッチが無い場合でも症状が改善することがありま
す。ところが・・・外国製品では3本足のコンセントが付いて
いることがあります。これは真ん中の一本がアースになってい
ます。「ビリビリ」は起きにくいんですが、「電源タップ」や
「ドラム」が間に挟まれているいる場合まれに起きます。その
場合、その大元の壁側のコンセントを逆にしてみて下さい。
ほとんどの場合、これのどちらかで症状が改善するはずです。
両方はダメですよ(笑)。どちらか一方だけでいいです。
まれにこれでギター・ベースアンプの「ノイズ」が改善できる
場合もあります。これは多数のエフェクターが嚙んでいる場合
に有効です。コンパクト・タイプは9Vでほとんど動いていま
すがまれに100W給電のエフェクターやラックマウントが混
じってる場合に起きることがあります。これをコンセントの差
し替えでノイズを防げる場合があります。
これ、自宅録音の場合にも有効な場合があります。家庭の電源
では冷蔵庫やクーラー、TVや蛍光灯が起因でノイズが発生し
ている場合があります。これをコンセントの系統を替えたりコ
ンセントの差し替えで防げる場合があります。オーディオ・マ
ニアさんはとても気にします(笑)ちょっとしたトリビアです(爆)
上記で大体は回避できるんですが・・・素直にPA屋さんに言っ
て下さい。その症状をきけば何らかの対処をしてくれるハズです。
別途アンプからアースをとったりしてくれるハズです。それ以外
の簡易な方法があって・・・
マイクにスポンジのウィンド・スクリーンを付けてもらうと直接
にマイクに触れることが無くなるので、その場は対処できます。
通常ライブではSM-58を使っているのでスポンジはちょっと
カッコ悪い(笑)ですが、私は自前のSM-57を持ってるので
スポンジを付けてもあまり気になりません。
「マイクに口を付けて歌う」ことを不思議に思ってる方もいらっ
しゃるで言っておきますが、通常のライブではこれは必須です。
単一指向性では無いので、マイクから離れて歌われると、周りの
音まで拾ってしまう可能性があり、そうするとマイクのフェーダー
を上げにくくなります。それを「マイクに口を付けて歌う」こと
で回避し、そのボーカルだけしっかり音を大きくできます。
SM-58はそれ自体にウィンド効果があり「吹かれ」に強いマイク
です。それを直接、裸にしたのがSM-57です。マイクを吹かない
(直接息を吹きかけない)歌い方ができる自信がある人は57の方
がスリムでカッコイイです(笑)
笑いながら書いていますが(笑)これとても重要なことです。
最悪、命に係わる問題です。感電はとても怖い症状です。
できるだけこの情報は広めて下さい。間違った知識でやってる
と命を落とします。
最も軽い症状が「唇のビリビリ」です。
「ビリビリ」や「チクチク」のうちは笑って済ませられます。
が、水を口に含んだり唇が濡れていると、一挙に電流が流れて
きます。
次に「目の中に稲妻が走る」ことがあります。もう相当にヤバい
状況です。これ、感電してる本人にしか見えない為、周りは
気付いてくれません。本当に「目の中に走る稲妻」が見えます。
すぐさまPA屋さんに言って下さい。死ぬ一歩手前です。
大きな会場では「電源車」が入ります。間違いなく全員が「同じ
電源」で繋がっています。特にウチらのように200を使ってる
場合、最新の注意が必要です。ハモンド+レスリーを回すため
ステージ上に100と200が混在します。PAも照明も楽器も
「同じ電源」で繋がります。どこで「短絡」してしまうかもしれ
ません。細心の注意ははらわれていますが、そういう時の「唇の
ビリビリ」はいつも以上に要注意。
そして最悪なのが「感電」です。これ、いわゆる「スパーク」し
て吹っ飛ばされる場合助かる可能性もありますが、最悪な感電で
は「電流が流れてる状態で動けない」場合があります。感電して
る物体から手が離せなくなります。電気が流れブルブル震えてい
る本人は動けなくて「助けて!」も言えなくなります。そのまま
泡を吹いて、最悪そのままご臨終です。動けなくて「助けて!」
も言えない状態は手で引っ張ってもダメです。体をぶつけてやって
一瞬で吹っ飛ばしたほうがいいです。そうならないための重要案件
です。軽く考えないほうがいいです。
私たちの世代は「スーパーの店頭」から「スタジアム・クラス」まで
色々な経験を積んできました。その都度、いろいろ学んできました。
そして「レコーディング・スタジオ」から「自宅」まで。好むと好ま
ざるとに関わらず「問題の対処法」を覚えました。そんな
「おじいちゃんの知恵」
でいいのなら、なんでも教えます(笑)
ミステリと言う勿れ 考察
みなさんはTVドラマ「ミステリと言う勿れ」
観てます?(笑)
俺は原作である田村由美さんの漫画を大変面白く読んでおり
その繋がりでTVドラマの方も観ています。
かなり反響が大きいですよね。それだけ漫画が面白くファン
が多い作品なんですね。
ところがこの作品。ネットで調べると「パクリ」というのが
たくさん出てきます。
「うわぁ~、もう元ネタに気付いた人がいるの???」
と思って読んでみると、3話目の引用が水木ナオさんという
方のツイッター小説の話をそのまま事実だと思って書いてし
まったというだけのつまらない話。人から聞いて、見て、読
んでの話を書いちゃダメなの?
まあ100歩譲ってそれを「パクリ」としたとしましょう。
だとすればそれを書いていいのは「水木ナオさんのツイのべ」
のパクリだと気が付いた最初の一人だけ。それ以外の記事は
すべて「パクリ」です。これを記事として書いている人たちは
「最初の記事を書いた人」の引用元を明記しているのでしょう
か?。ましてや「ミステリと言う勿れはパクリ」と書いている
人の多いコト多いコト。これ、名誉棄損に当たりません???
「原作厨」=俺も原作厨です(笑)
マンガや小説が原作となれば「原作のイメージ」が多かれ少な
かれあります。俺もTV化に当たり、配役には「???」です。
それを「原作厨がウルサイ!」とさも訳知り顔で書いている人
がいます。小説はまだイメージですが、ことマンガになれば元絵
があり、それが好きな人がいます。その元絵が好きでこの作品の
ファンであり、人気が高まり、TV化されています。「イメージ
が違う!!!」と言ってなにがいけないんでしょう???
「整クン」=「菅田将暉クン」は、俺もイヤです。それは菅田クン
が嫌いなわけでも菅田クンの演技が嫌いな訳でもありません。
あくまでも
「マンガとイメージが違う」
というだけです。ましてやのちのセリフに「ぼっちえのき」とい
うのがあります。どう考えても「白くてひょろひょろ細っこい」と
いうカンジです。それは菅田クンのイメージなんでしょうか?
原作が大ヒットし、それを支えた多くのファンがいてのTV化です。
「配役の妙」は大いに期待するし、作る側の腕の見せ所です。それ
に文句を付けて何がいけないんでしょうか?
今のところガテンがいってるのは「我路クン役の永山瑛太さん」
やっぱり役者としての素養が備わっています。マンガの絵のイメージ
とは異なっていますが、すんなり入ってきました。これからたびたび
出てくるので、半端な役者さんじゃ困ると思ってました(笑)。犬堂
家「久保田悠来クン」「阿部亮平クン」の二人も「喜和サン役の水川
あさみさん」も良いです。
そして「風呂光サン役の伊藤沙莉ちゃん」。他の刑事モノを見ている
と「新人女性刑事役」はみんな同じに見えます。誰がやっても演技が
同じ。彼女はマンガの絵のイメージとは異なっていますが、すんなり
入ってきました。彼女を抜擢した人に拍手を送りたい。
ガッカリだったのは「愛珠=姉→妹」。まったくイメージが違います。
なのに我路クンは「妹は・・・」と言いながら「バスに乗るような人
じゃないのに・・・」ってセリフで言ってます。台本もダメだよね。
「ライカサン役の門脇麦さん」。まったくまったくイメージが違いま
す。「幸薄でフワフワした人」のはずなのに・・・(笑)
「老刑事役の小日向文世さん」も超ガッカリ。バスジャックされたお
客役もみんなガッカリ。唯一の救いは「煙草森サン役の森下能幸さん」
ちゃんとした役者さんでよかった(笑)。
今第7話まできてるんですが「爆弾犯役の柄本佑クン」の演技もガッカ
リでした。予想の範囲というか演技が台本そのままでワクワク感がまっ
たくありません。
昔、『ビブリア古書堂の事件手帖』というマンガがTV化されました。
主演は「剛力彩芽ちゃん」。剛力ちゃんが嫌いではない俺はすんなり
TVを見てました。しかしやはり「剛力ちゃんは違う」と叩かれまし
た。その時は俺も「別にいんじゃねぇ~の」と思って見てたんだけど
後に原作のマンガを読んで「う~~~ん、違うな」と思いました。マ
ンガとあまりにも違うので、みんなが文句を言う気持ちがよくわかり
ました。映画の「黒木華」はもっと違うケド(笑)
「イヤなら観るな!!!」と書いてるライターさんがいました。シロ
ウトのカキコじゃなく「プロのライター」です。この人の書いたもの
は全く信用できません。「イヤなら観るな!!!」はシロウトは言っ
てもいいけど、作ってる側やマスコミが言っていい言葉ではありませ
ん。
俺は「イヤなら観るな!!!」には賛成です。事実、俺は民放の番組
をリアルタイムで観ません。それは「イヤだから」です。見たいもの
はほぼネットで観ます。ニュース以外はCSの番組がほとんどです。
前出の「プロのライター」や「作る側」が口にしたら、すべては終わ
りです。「プロのライター」なら「イヤで見てないのに、金は取られ
るNHK」のほうが先でしょう。民放の番組の肩を持って「イヤなら
観るな!!!」と書くあなたの意見は「作る側」の意見ではありませ
ん。なのに「そう見える」ですよ。考えたコト、ありますか???
「ミステリと言う勿れ」
どこまで続いて、どの話をTV化するのか???
これからが楽しみです。
ところで・・・
この「ミステリと言う勿れ」・・・
本当の元ネタはどこにあるんでしょうか???
登場人物の名前、みんなヘンです。
何かをもじってるんだと思いますが・・・・
そこが俺の一番の関心です。
観てます?(笑)
俺は原作である田村由美さんの漫画を大変面白く読んでおり
その繋がりでTVドラマの方も観ています。
かなり反響が大きいですよね。それだけ漫画が面白くファン
が多い作品なんですね。
ところがこの作品。ネットで調べると「パクリ」というのが
たくさん出てきます。
「うわぁ~、もう元ネタに気付いた人がいるの???」
と思って読んでみると、3話目の引用が水木ナオさんという
方のツイッター小説の話をそのまま事実だと思って書いてし
まったというだけのつまらない話。人から聞いて、見て、読
んでの話を書いちゃダメなの?
まあ100歩譲ってそれを「パクリ」としたとしましょう。
だとすればそれを書いていいのは「水木ナオさんのツイのべ」
のパクリだと気が付いた最初の一人だけ。それ以外の記事は
すべて「パクリ」です。これを記事として書いている人たちは
「最初の記事を書いた人」の引用元を明記しているのでしょう
か?。ましてや「ミステリと言う勿れはパクリ」と書いている
人の多いコト多いコト。これ、名誉棄損に当たりません???
「原作厨」=俺も原作厨です(笑)
マンガや小説が原作となれば「原作のイメージ」が多かれ少な
かれあります。俺もTV化に当たり、配役には「???」です。
それを「原作厨がウルサイ!」とさも訳知り顔で書いている人
がいます。小説はまだイメージですが、ことマンガになれば元絵
があり、それが好きな人がいます。その元絵が好きでこの作品の
ファンであり、人気が高まり、TV化されています。「イメージ
が違う!!!」と言ってなにがいけないんでしょう???
「整クン」=「菅田将暉クン」は、俺もイヤです。それは菅田クン
が嫌いなわけでも菅田クンの演技が嫌いな訳でもありません。
あくまでも
「マンガとイメージが違う」
というだけです。ましてやのちのセリフに「ぼっちえのき」とい
うのがあります。どう考えても「白くてひょろひょろ細っこい」と
いうカンジです。それは菅田クンのイメージなんでしょうか?
原作が大ヒットし、それを支えた多くのファンがいてのTV化です。
「配役の妙」は大いに期待するし、作る側の腕の見せ所です。それ
に文句を付けて何がいけないんでしょうか?
今のところガテンがいってるのは「我路クン役の永山瑛太さん」
やっぱり役者としての素養が備わっています。マンガの絵のイメージ
とは異なっていますが、すんなり入ってきました。これからたびたび
出てくるので、半端な役者さんじゃ困ると思ってました(笑)。犬堂
家「久保田悠来クン」「阿部亮平クン」の二人も「喜和サン役の水川
あさみさん」も良いです。
そして「風呂光サン役の伊藤沙莉ちゃん」。他の刑事モノを見ている
と「新人女性刑事役」はみんな同じに見えます。誰がやっても演技が
同じ。彼女はマンガの絵のイメージとは異なっていますが、すんなり
入ってきました。彼女を抜擢した人に拍手を送りたい。
ガッカリだったのは「愛珠=姉→妹」。まったくイメージが違います。
なのに我路クンは「妹は・・・」と言いながら「バスに乗るような人
じゃないのに・・・」ってセリフで言ってます。台本もダメだよね。
「ライカサン役の門脇麦さん」。まったくまったくイメージが違いま
す。「幸薄でフワフワした人」のはずなのに・・・(笑)
「老刑事役の小日向文世さん」も超ガッカリ。バスジャックされたお
客役もみんなガッカリ。唯一の救いは「煙草森サン役の森下能幸さん」
ちゃんとした役者さんでよかった(笑)。
今第7話まできてるんですが「爆弾犯役の柄本佑クン」の演技もガッカ
リでした。予想の範囲というか演技が台本そのままでワクワク感がまっ
たくありません。
昔、『ビブリア古書堂の事件手帖』というマンガがTV化されました。
主演は「剛力彩芽ちゃん」。剛力ちゃんが嫌いではない俺はすんなり
TVを見てました。しかしやはり「剛力ちゃんは違う」と叩かれまし
た。その時は俺も「別にいんじゃねぇ~の」と思って見てたんだけど
後に原作のマンガを読んで「う~~~ん、違うな」と思いました。マ
ンガとあまりにも違うので、みんなが文句を言う気持ちがよくわかり
ました。映画の「黒木華」はもっと違うケド(笑)
「イヤなら観るな!!!」と書いてるライターさんがいました。シロ
ウトのカキコじゃなく「プロのライター」です。この人の書いたもの
は全く信用できません。「イヤなら観るな!!!」はシロウトは言っ
てもいいけど、作ってる側やマスコミが言っていい言葉ではありませ
ん。
俺は「イヤなら観るな!!!」には賛成です。事実、俺は民放の番組
をリアルタイムで観ません。それは「イヤだから」です。見たいもの
はほぼネットで観ます。ニュース以外はCSの番組がほとんどです。
前出の「プロのライター」や「作る側」が口にしたら、すべては終わ
りです。「プロのライター」なら「イヤで見てないのに、金は取られ
るNHK」のほうが先でしょう。民放の番組の肩を持って「イヤなら
観るな!!!」と書くあなたの意見は「作る側」の意見ではありませ
ん。なのに「そう見える」ですよ。考えたコト、ありますか???
「ミステリと言う勿れ」
どこまで続いて、どの話をTV化するのか???
これからが楽しみです。
ところで・・・
この「ミステリと言う勿れ」・・・
本当の元ネタはどこにあるんでしょうか???
登場人物の名前、みんなヘンです。
何かをもじってるんだと思いますが・・・・
そこが俺の一番の関心です。
オリンピック・・・
今回のオリンピックも終わりました。
こういった大会を中国や韓国で行えば、問題が出てくるのは
必須です。案の定、多数の問題が。
高梨沙羅ちゃん スーツ規定違反
沙羅ちゃんがジャンプ界で嫌われている事実を忘れていた
スタッフが悪いです。沙羅ちゃんが彗星のごとく現れた時
の事を忘れたのでしょうか?
ジャンプ界での今のレギュレーションは、沙羅ちゃんが出
てきた時に、大幅に変更されたものです。身長に合せた板
やスーツの規定が、沙羅ちゃんにとって大幅にマイナスに
なる内容でした。しかしそれを乗り越えて、沙羅ちゃんは
またトップ・ジャンパーの位置に。それを面白く思ってい
なかったジャンプ界が、最高のタイミングで切り札を切っ
てきたんです。
沙羅ちゃんは全く悪くないです。これを忘れていたスタッ
フが悪いとしか言いようがありません。他の選手より10
倍20倍注意すべきだった。沙羅ちゃんは悪くないし謝る
必要もありません。
ワリエワちゃん ドーピング騒動
そもそも「ROCとは何だったのか?」=「ロシアの組織
的なドーピング問題で排除された選手への救済」のための
もの。なのにその中でドーピング疑惑が出たとしたら、へ
たすればROC全体が出場停止になるような大問題。
「おじいちゃんの薬を間違えて飲んだ」
は、いくら何でも通用しない言い訳でしょう。大人が考え
て言わせたセリフだというのが明白。もしもそれが本当に
過失によるものだったとしたら、飲んでしまった瞬間にド
ーピング委員会に申し出て、事実を明白にする必要があっ
た事案。
たぶんワリエワちゃん自身も心当たりがあったのでしょう。
なので明確な否定も無く、国に逃げ帰ったというのが真相
でしょう。それとロシアに忖度しているバッハ会長も同罪。
年齢に関する問題も出ているようだが、それは夏季の体操
で重大問題となった懸案。「オリンピック」の存在意義に
も関わること。軽々しく扱える問題ではない。
スピードスケート 女子団体パシュート問題
ひょっとして・・・菜那ちゃん・・・
足首に爆弾抱えてる???のかな???
続くマススタートでも同じ状況。
このままだと・・・イップスになりそう・・・
明るく振舞っているし仲間もいるから、今はダイジョウブ
だけど。誰か静かにメンタルケアしてあげないと!!!。
これは強く望みます。絶対に必要だと思います。
菜那ちゃん、がんばれ!!!
俺は明確にタイム等で結果が見えない競技は嫌いです。
いくら専門家が寄り集まってできるだけ正確性を記しても、
そこには「人間」が出てきてしまいます。「芸術点」なん
て信用してません。なので明確に「タイム」が出るスピー
ドスケートが好きなんです。
今回のオリンピック。小平奈緒ちゃんは、死ぬほど悔しか
ったでしょう。4年間の成果が直前のケガがにより消えて
しまったんですから。
それでも「王者」として毅然と振舞う彼女の姿を見ている
と・・・涙なしには見ていられませんでした。誰がなんと
言おうが俺は「小平奈緒ちゃん推し」です(笑)。俺の心
の中では「金メダル」です。高木美帆ちゃんがここまで頑
張ってこれたのも「小平奈緒の背中」があったからだと思
っています。奈緒ちゃんも美帆ちゃんも菜那ちゃんもみん
な死ぬほど努力をしています。美帆ちゃんの金メダルもほ
んとうに心から嬉しく思っています。でも「日本人でも世
界一になれる!!」を具現化したのが「小平奈緒」です。
今回のオリンピックでは、奈緒ちゃんと美帆ちゃんの1・2
フィニッシュを期待していました。500mでは奈緒ちゃん
が。そして1000mでは美帆ちゃんが金を取って。2人
揃っての表彰台独占。頭を抱えるオランダ勢・・・
そうはなりませんでしたが、一段と小平奈緒ちゃんが好きに
なりました。民放では皆無ですがCSでは選手権やW杯が時
折放送されます。いつもかじりついて奈緒ちゃんや美帆ちゃ
んの活躍を観ています。それにしても・・・
普段は興味が無いくせにオリンピックになると、やれメダル
が何個とか色がどうとか・・・
普段から応援してないヤツに言われたくありません。スキー
なんてスポーツチャンネル以外で取り上げてるところなんか
あるんでしょうか?。アルペンもクロスカントリーもバイア
スロンもボブスレー・スケルトン・リュージュも、もっともっと
観たいのに。ビリでもいいから日本人選手を出してほしいで
す。今回もバイアスロンは燃えたぁ~(笑)。一発外れる毎
に「あ~っ、はずしたぁ~!!」と一人で大声援を送ってまし
た(爆)。立射の時は、もうドキドキです。
勝っても負けても爽やかな日本人を誇りに思います。選手達
の純粋さに心打たれます。
羽生くんは残念でした。でも間違いなく「王者」の振舞です。
カーリング女子の銀は見事でした。胃が痛くなりそうな試合
でも、彼女たちの笑顔は100点満点でした。
今回の選手皆さん、誰一人恥じることなく、胸を張って日本
に戻ってきてください。勝っても負けてもオリンピックの舞
台にいられた皆さんは英雄です。不自由な雪の上・氷の上で
自由自在に動き回る姿は、それだけで尊敬します。
「小平奈緒、10位!!!」
死ぬほど悔しかったでしょう。
だからこそこれからも応援します。
「10位!!??!!」
ケガしても10位!。すごくないですか???
奈緒ちゃんより速い人は世界にたった9人しかいません。
日本人で奈緒ちゃんの前を滑れるのは美帆ちゃん、ただ1人です。
これからもずっとず~っと、小平奈緒を応援します。
今回金メダルの美帆ちゃん。そして奈緒ちゃん・菜那ちゃん・・・
あなたたちは・・・
「金メダリスト」=絶対王者です!!!
こういった大会を中国や韓国で行えば、問題が出てくるのは
必須です。案の定、多数の問題が。
高梨沙羅ちゃん スーツ規定違反
沙羅ちゃんがジャンプ界で嫌われている事実を忘れていた
スタッフが悪いです。沙羅ちゃんが彗星のごとく現れた時
の事を忘れたのでしょうか?
ジャンプ界での今のレギュレーションは、沙羅ちゃんが出
てきた時に、大幅に変更されたものです。身長に合せた板
やスーツの規定が、沙羅ちゃんにとって大幅にマイナスに
なる内容でした。しかしそれを乗り越えて、沙羅ちゃんは
またトップ・ジャンパーの位置に。それを面白く思ってい
なかったジャンプ界が、最高のタイミングで切り札を切っ
てきたんです。
沙羅ちゃんは全く悪くないです。これを忘れていたスタッ
フが悪いとしか言いようがありません。他の選手より10
倍20倍注意すべきだった。沙羅ちゃんは悪くないし謝る
必要もありません。
ワリエワちゃん ドーピング騒動
そもそも「ROCとは何だったのか?」=「ロシアの組織
的なドーピング問題で排除された選手への救済」のための
もの。なのにその中でドーピング疑惑が出たとしたら、へ
たすればROC全体が出場停止になるような大問題。
「おじいちゃんの薬を間違えて飲んだ」
は、いくら何でも通用しない言い訳でしょう。大人が考え
て言わせたセリフだというのが明白。もしもそれが本当に
過失によるものだったとしたら、飲んでしまった瞬間にド
ーピング委員会に申し出て、事実を明白にする必要があっ
た事案。
たぶんワリエワちゃん自身も心当たりがあったのでしょう。
なので明確な否定も無く、国に逃げ帰ったというのが真相
でしょう。それとロシアに忖度しているバッハ会長も同罪。
年齢に関する問題も出ているようだが、それは夏季の体操
で重大問題となった懸案。「オリンピック」の存在意義に
も関わること。軽々しく扱える問題ではない。
スピードスケート 女子団体パシュート問題
ひょっとして・・・菜那ちゃん・・・
足首に爆弾抱えてる???のかな???
続くマススタートでも同じ状況。
このままだと・・・イップスになりそう・・・
明るく振舞っているし仲間もいるから、今はダイジョウブ
だけど。誰か静かにメンタルケアしてあげないと!!!。
これは強く望みます。絶対に必要だと思います。
菜那ちゃん、がんばれ!!!
俺は明確にタイム等で結果が見えない競技は嫌いです。
いくら専門家が寄り集まってできるだけ正確性を記しても、
そこには「人間」が出てきてしまいます。「芸術点」なん
て信用してません。なので明確に「タイム」が出るスピー
ドスケートが好きなんです。
今回のオリンピック。小平奈緒ちゃんは、死ぬほど悔しか
ったでしょう。4年間の成果が直前のケガがにより消えて
しまったんですから。
それでも「王者」として毅然と振舞う彼女の姿を見ている
と・・・涙なしには見ていられませんでした。誰がなんと
言おうが俺は「小平奈緒ちゃん推し」です(笑)。俺の心
の中では「金メダル」です。高木美帆ちゃんがここまで頑
張ってこれたのも「小平奈緒の背中」があったからだと思
っています。奈緒ちゃんも美帆ちゃんも菜那ちゃんもみん
な死ぬほど努力をしています。美帆ちゃんの金メダルもほ
んとうに心から嬉しく思っています。でも「日本人でも世
界一になれる!!」を具現化したのが「小平奈緒」です。
今回のオリンピックでは、奈緒ちゃんと美帆ちゃんの1・2
フィニッシュを期待していました。500mでは奈緒ちゃん
が。そして1000mでは美帆ちゃんが金を取って。2人
揃っての表彰台独占。頭を抱えるオランダ勢・・・
そうはなりませんでしたが、一段と小平奈緒ちゃんが好きに
なりました。民放では皆無ですがCSでは選手権やW杯が時
折放送されます。いつもかじりついて奈緒ちゃんや美帆ちゃ
んの活躍を観ています。それにしても・・・
普段は興味が無いくせにオリンピックになると、やれメダル
が何個とか色がどうとか・・・
普段から応援してないヤツに言われたくありません。スキー
なんてスポーツチャンネル以外で取り上げてるところなんか
あるんでしょうか?。アルペンもクロスカントリーもバイア
スロンもボブスレー・スケルトン・リュージュも、もっともっと
観たいのに。ビリでもいいから日本人選手を出してほしいで
す。今回もバイアスロンは燃えたぁ~(笑)。一発外れる毎
に「あ~っ、はずしたぁ~!!」と一人で大声援を送ってまし
た(爆)。立射の時は、もうドキドキです。
勝っても負けても爽やかな日本人を誇りに思います。選手達
の純粋さに心打たれます。
羽生くんは残念でした。でも間違いなく「王者」の振舞です。
カーリング女子の銀は見事でした。胃が痛くなりそうな試合
でも、彼女たちの笑顔は100点満点でした。
今回の選手皆さん、誰一人恥じることなく、胸を張って日本
に戻ってきてください。勝っても負けてもオリンピックの舞
台にいられた皆さんは英雄です。不自由な雪の上・氷の上で
自由自在に動き回る姿は、それだけで尊敬します。
「小平奈緒、10位!!!」
死ぬほど悔しかったでしょう。
だからこそこれからも応援します。
「10位!!??!!」
ケガしても10位!。すごくないですか???
奈緒ちゃんより速い人は世界にたった9人しかいません。
日本人で奈緒ちゃんの前を滑れるのは美帆ちゃん、ただ1人です。
これからもずっとず~っと、小平奈緒を応援します。
今回金メダルの美帆ちゃん。そして奈緒ちゃん・菜那ちゃん・・・
あなたたちは・・・
「金メダリスト」=絶対王者です!!!
J-POP [ピンク色の研究]
「J-POP」
いつの頃から日本の音楽をそう呼ぶようになったんだろう。
前回・前前回に続いて「アレンジ」のよもやま話をしよう。
ある程度音楽を続けていると「編曲」ができるようになる。
というか「アレンジ」という作業が楽しくなる。
「作詞」「作曲」という選ばれし能力を持たない凡人でも
練習・研鑽を積めばアレンジはできる。
特に「バンド」という単位の中に身を置けば
自然とこの能力が身に付いてくる。
それはオリジナル曲でもコピー曲でも同じ。
「自分達の能力にみあった演奏」に直して演奏するからだ。
そしてそれは「スタジオ・ミュージシャン」と呼ばれる
「スペシャリスト」へのリスペクトに繋がってゆく。
自分で演奏することが不可能な高度な演奏を
カタチに出来る人々がいることへの気付きになる。
どんな駄作を持ってこられも、ある程度はカタチにできる。
その喜びを知った時、アレンジャーの偉大さに気付く。
その無限のループといっていい作業に喜びを感じられる。
そしてまた・・・
音楽の楽しさに気付き、音楽の喜びを知る。
そしてある日、発見することになる。
自分には出来ないアレンジを考え付くことのできる
偉大な人々がいることに。
それはまさに「作詞」「作曲」と同じレベルで
とてもクリエイティブな作業だということに。
なんといっても、この人・・・
瀬尾一三(せお いちぞう)敬称略
もう「先生」って呼びたいぐらい(笑)
壮大なストリングスに魅惑のカウンター・ライン
そして・・・
単純なコードラインにトゲを刺すアンサンブル
瀬尾作品は膨大な数存在する。
まず「昭和のアイドル」でお世話になっていない人など
一人もいないんじゃないか?というぐらいある。
聖子・明菜を筆頭に必ずといってもいいくらい
瀬尾作品が紛れ込んでいる。
B級・C級アイドルまで含んだらほんとに膨大な数。
次になんといっても「フォーク世代の大物」達。
吉田拓郎・長渕剛・甲斐よしひろ。
どっぷり瀬尾作品にハマっている。
かぐや姫・風・ふきのとう・バンバンも。
ニューミュージック世代もどっぷりお世話になっている。
杏里・チャゲアス・原田真二・八神純子・ハイファイセット。
しかもみんな名だたる「代表ヒット曲」が含まれている。
Wikiを見るだけで相当な数あるのだが
実際にはその倍以上ある。
最初に意識したのはいつ頃だろう・・・
「猫」の「各駅停車」か「バンバン」の「いちご白書」か。
70年代初頭なのはたしかなのだが。
とにかく変なアンサンブル(失礼!)が耳に引っかかる。
アイドル物は割と無難なアレンジなのだが
俺の琴線に引っかかるのは・・・変なアンサンブル(笑)
それと仰々しいストリングスとカウンター・ライン。
「カウンター・ライン」とうのはメインのメロディに対し
間を埋めるストリングスが「もう一つのメロディ」を
奏でることで「裏メロ」という言い方をする場合もある。
俺はこの「カウンター・ライン」というのがどうにも好きらしく
普通にメロディを聴かせられると自然に湧き出てくる。
というか「無いのに自然に聴こえてくる」。
けして「幻聴」ではありません(笑)
判りやすい例だと・・・
尾崎君の「傷つけた人々へ」(編曲:西本明)
「カウンター・ライン」の応酬のような曲。
ストリングスもコーラスも「このメロしかありません」
っていうぐらい同じラインを繰り返します。
この曲の主旋律に対して、自然にこのカウンター。
そしてサビには町支君のアルペジオ+ストリングス。
これ以外に取りようの無い音の並び。
「ボクをに~~~らむ~~~」にピッタリとはまる
アルペジオ+ストリングスの音の数。
そして間奏の鳥山君のツインリード。
このメロディが聴こえてしまいます
っていう強制的というか、それほど自然なメロ。
これ以外は似合わないというか、考えられない。
なのでエンディングのソロも、ほぼこのまま弾くことに。
俺の大好きな人々が完璧にアンサンブルしています。
のようにですね(笑)
緻密に組み立てられているのが瀬尾作品。
特にシンセとストリングスの組み合わせがバツグン。
同じラインなのにシンセと生を使い分けます。
それが圧倒的な完成をみたのが「徳永英明」作品。
「最後の言い訳」と「壊れかけのRadio」かな。
この2曲で
壮大なストリングスに魅惑のカウンター・ライン
単純なコードラインにトゲを刺すアンサンブル
これが揃います。
各楽器の出入り。音の並べ方。組み合わせ。
すべての「瀬尾アンサンブル」がお目見え。
変なところで入ってくるドラム。
低音が要らなければ消しちゃうベース。
けしてパワーコードを弾かせず単音処理。
勝手に動くストリングスと裏メロ。
そしてこれを使う時には・・・・
歌い手に圧倒的な歌唱力を求める!!
なんて酷な事でしょう(笑)
「瀬尾アンサンブル」に潰されない歌唱力がある人にだけ使う、
まさに「伝家の宝刀」です。
まずはこの2曲をたっぷり聴いて下さい。
これを十二分に体に吸収できた人は
「アレ」を聴いた瞬間に・・・
あっ、瀬尾さんだ!!!
(笑)
しかもそれに「TV」で遭遇するとは(爆)
それが中島みゆきさんの・・・
地上の星 ヘッドライト・テールライト
ですね。
「最後の言い訳」「壊れかけのRadio」さえ聴いていれば
まさに「瀬尾アンサンブル」の炸裂です。
みゆきさんの作品はまさに「瀬尾作品」のカタログ。
どんなヤンチャなアンサンブルでも、どんなに理不尽な音
でも、それを跳ね返す圧倒的なパワーの持ち主「中島みゆき」。
「地上の星」「 ヘッドライト・テールライト」
この2曲のイントロにはメロディがありません。
コード・トーンのみ(笑)
「最後の言い訳」「壊れかけのRadio」のさらに先。
地上の星
「おいおい、ベースはどこにいるの???」(笑)
ストリングスとピアノの左手ですでに音は飽和状態。
ベースは後半に補強でしか入らず、けしてストリングスと
ピアノの左手以外の音は出しません。
それでもこれでもかっ!!って言うぐらい音数は増えてきます。
絶妙な今剛クンのカッティングが絡んできたと思ったら
今クンじゃない人のギター・ソロ???
う~~~ん、古川さんでしょうか???
まさに魂一発。渾身のギター・ソロですね。
それに絡みつくように、なんと2回の転調。
ヘッドライト・テールライト
「おいおい、ベースはどこにいるの???」(笑)
ライブはダイジョウブかいな???(爆)
コーラスのコールアンドレスポンスとストリングスの裏メロ。
ぶ厚い音の洪水の中なのに、圧倒的歌唱力を要求。
ヘタすると、素のままの歌になっちゃう。
楽しんでいただけましたでしょうか?(笑)
「瀬尾作品」の基本的な楽しみかたです。
それともう一つ。「瀬尾作品」の重要なパーツ。
ギターは今剛!!!
あきらかに要求してますね。
これは全作品に共通して聴き取れます。
「地上の星」のような曲をクリーン・トーンで弾けと(笑)
この今クンの絶妙なバランス感覚を要求してくるのは
瀬尾さんとヒカルちゃんぐらいじゃないかな。
他にもいっぱい好きな作品があるんだケド。
伊勢正三 - ほんの短い夏
井上陽水 - 海へ来なさい
谷村新司 - Far away
ハイ・ファイ・セット - 雨のステイション
みんな上記アレンジの流れにあります。
そのほかにもポップな作品も。
杏里 - オリビアを聴きながら
藤谷美紀 - 応援してるからね(笑)
そして今日は、これでお別れです
久松史奈 - 天使の休息
作詞:久松史奈・藤生ゆかり
作曲:藤生ゆかり
編曲:瀬尾一三
久松史奈 - 天使の休息2020
Piano & Keyboards:小林信吾
Produced by 瀬尾一三
いつの頃から日本の音楽をそう呼ぶようになったんだろう。
前回・前前回に続いて「アレンジ」のよもやま話をしよう。
ある程度音楽を続けていると「編曲」ができるようになる。
というか「アレンジ」という作業が楽しくなる。
「作詞」「作曲」という選ばれし能力を持たない凡人でも
練習・研鑽を積めばアレンジはできる。
特に「バンド」という単位の中に身を置けば
自然とこの能力が身に付いてくる。
それはオリジナル曲でもコピー曲でも同じ。
「自分達の能力にみあった演奏」に直して演奏するからだ。
そしてそれは「スタジオ・ミュージシャン」と呼ばれる
「スペシャリスト」へのリスペクトに繋がってゆく。
自分で演奏することが不可能な高度な演奏を
カタチに出来る人々がいることへの気付きになる。
どんな駄作を持ってこられも、ある程度はカタチにできる。
その喜びを知った時、アレンジャーの偉大さに気付く。
その無限のループといっていい作業に喜びを感じられる。
そしてまた・・・
音楽の楽しさに気付き、音楽の喜びを知る。
そしてある日、発見することになる。
自分には出来ないアレンジを考え付くことのできる
偉大な人々がいることに。
それはまさに「作詞」「作曲」と同じレベルで
とてもクリエイティブな作業だということに。
なんといっても、この人・・・
瀬尾一三(せお いちぞう)敬称略
もう「先生」って呼びたいぐらい(笑)
壮大なストリングスに魅惑のカウンター・ライン
そして・・・
単純なコードラインにトゲを刺すアンサンブル
瀬尾作品は膨大な数存在する。
まず「昭和のアイドル」でお世話になっていない人など
一人もいないんじゃないか?というぐらいある。
聖子・明菜を筆頭に必ずといってもいいくらい
瀬尾作品が紛れ込んでいる。
B級・C級アイドルまで含んだらほんとに膨大な数。
次になんといっても「フォーク世代の大物」達。
吉田拓郎・長渕剛・甲斐よしひろ。
どっぷり瀬尾作品にハマっている。
かぐや姫・風・ふきのとう・バンバンも。
ニューミュージック世代もどっぷりお世話になっている。
杏里・チャゲアス・原田真二・八神純子・ハイファイセット。
しかもみんな名だたる「代表ヒット曲」が含まれている。
Wikiを見るだけで相当な数あるのだが
実際にはその倍以上ある。
最初に意識したのはいつ頃だろう・・・
「猫」の「各駅停車」か「バンバン」の「いちご白書」か。
70年代初頭なのはたしかなのだが。
とにかく変なアンサンブル(失礼!)が耳に引っかかる。
アイドル物は割と無難なアレンジなのだが
俺の琴線に引っかかるのは・・・変なアンサンブル(笑)
それと仰々しいストリングスとカウンター・ライン。
「カウンター・ライン」とうのはメインのメロディに対し
間を埋めるストリングスが「もう一つのメロディ」を
奏でることで「裏メロ」という言い方をする場合もある。
俺はこの「カウンター・ライン」というのがどうにも好きらしく
普通にメロディを聴かせられると自然に湧き出てくる。
というか「無いのに自然に聴こえてくる」。
けして「幻聴」ではありません(笑)
判りやすい例だと・・・
尾崎君の「傷つけた人々へ」(編曲:西本明)
「カウンター・ライン」の応酬のような曲。
ストリングスもコーラスも「このメロしかありません」
っていうぐらい同じラインを繰り返します。
この曲の主旋律に対して、自然にこのカウンター。
そしてサビには町支君のアルペジオ+ストリングス。
これ以外に取りようの無い音の並び。
「ボクをに~~~らむ~~~」にピッタリとはまる
アルペジオ+ストリングスの音の数。
そして間奏の鳥山君のツインリード。
このメロディが聴こえてしまいます
っていう強制的というか、それほど自然なメロ。
これ以外は似合わないというか、考えられない。
なのでエンディングのソロも、ほぼこのまま弾くことに。
俺の大好きな人々が完璧にアンサンブルしています。
のようにですね(笑)
緻密に組み立てられているのが瀬尾作品。
特にシンセとストリングスの組み合わせがバツグン。
同じラインなのにシンセと生を使い分けます。
それが圧倒的な完成をみたのが「徳永英明」作品。
「最後の言い訳」と「壊れかけのRadio」かな。
この2曲で
壮大なストリングスに魅惑のカウンター・ライン
単純なコードラインにトゲを刺すアンサンブル
これが揃います。
各楽器の出入り。音の並べ方。組み合わせ。
すべての「瀬尾アンサンブル」がお目見え。
変なところで入ってくるドラム。
低音が要らなければ消しちゃうベース。
けしてパワーコードを弾かせず単音処理。
勝手に動くストリングスと裏メロ。
そしてこれを使う時には・・・・
歌い手に圧倒的な歌唱力を求める!!
なんて酷な事でしょう(笑)
「瀬尾アンサンブル」に潰されない歌唱力がある人にだけ使う、
まさに「伝家の宝刀」です。
まずはこの2曲をたっぷり聴いて下さい。
これを十二分に体に吸収できた人は
「アレ」を聴いた瞬間に・・・
あっ、瀬尾さんだ!!!
(笑)
しかもそれに「TV」で遭遇するとは(爆)
それが中島みゆきさんの・・・
地上の星 ヘッドライト・テールライト
ですね。
「最後の言い訳」「壊れかけのRadio」さえ聴いていれば
まさに「瀬尾アンサンブル」の炸裂です。
みゆきさんの作品はまさに「瀬尾作品」のカタログ。
どんなヤンチャなアンサンブルでも、どんなに理不尽な音
でも、それを跳ね返す圧倒的なパワーの持ち主「中島みゆき」。
「地上の星」「 ヘッドライト・テールライト」
この2曲のイントロにはメロディがありません。
コード・トーンのみ(笑)
「最後の言い訳」「壊れかけのRadio」のさらに先。
地上の星
「おいおい、ベースはどこにいるの???」(笑)
ストリングスとピアノの左手ですでに音は飽和状態。
ベースは後半に補強でしか入らず、けしてストリングスと
ピアノの左手以外の音は出しません。
それでもこれでもかっ!!って言うぐらい音数は増えてきます。
絶妙な今剛クンのカッティングが絡んできたと思ったら
今クンじゃない人のギター・ソロ???
う~~~ん、古川さんでしょうか???
まさに魂一発。渾身のギター・ソロですね。
それに絡みつくように、なんと2回の転調。
ヘッドライト・テールライト
「おいおい、ベースはどこにいるの???」(笑)
ライブはダイジョウブかいな???(爆)
コーラスのコールアンドレスポンスとストリングスの裏メロ。
ぶ厚い音の洪水の中なのに、圧倒的歌唱力を要求。
ヘタすると、素のままの歌になっちゃう。
楽しんでいただけましたでしょうか?(笑)
「瀬尾作品」の基本的な楽しみかたです。
それともう一つ。「瀬尾作品」の重要なパーツ。
ギターは今剛!!!
あきらかに要求してますね。
これは全作品に共通して聴き取れます。
「地上の星」のような曲をクリーン・トーンで弾けと(笑)
この今クンの絶妙なバランス感覚を要求してくるのは
瀬尾さんとヒカルちゃんぐらいじゃないかな。
他にもいっぱい好きな作品があるんだケド。
伊勢正三 - ほんの短い夏
井上陽水 - 海へ来なさい
谷村新司 - Far away
ハイ・ファイ・セット - 雨のステイション
みんな上記アレンジの流れにあります。
そのほかにもポップな作品も。
杏里 - オリビアを聴きながら
藤谷美紀 - 応援してるからね(笑)
そして今日は、これでお別れです
久松史奈 - 天使の休息
作詞:久松史奈・藤生ゆかり
作曲:藤生ゆかり
編曲:瀬尾一三
久松史奈 - 天使の休息2020
Piano & Keyboards:小林信吾
Produced by 瀬尾一三
J-POP [詠時感〜時へのロマン]
「J-POP」
いつの頃から日本の音楽をそう呼ぶようになったんだろう。
前回に続いて「アレンジ」のよもやま話をしよう。
アレンジにおける、最大の仕事は?
なんといっても「イントロ」を作る作業だ。
印象的なイントロは曲の良さを何倍にも増幅する。
デビット・フォスターなどはイントロの名手だ。
名曲には名イントロ!!
イントロの音が鳴った瞬間、その曲の世界に引き込まれる。
アティチュード時代はまだ雑だったが
以後エアプレイ~シカゴまで「名曲には名イントロ」を
地でいってる人だ。
これは「間奏」や「エンディング=アウトロ」も同様に
みな曲に合うように作らなければいけない。
曲を最大限に生かすにはどうしたらいいのか?
歌い手より目立ってはいけない。
でも主張を消してもいけない。
1番大切なのは、歌い手が歌いやすいコト。
しかしある時には、歌い手に力量を求めることも必要。
そしてこれは「人選」にまで及ぶ。
間奏のギター・ソロを誰に弾かせるか?
仮にギタリストAさんとしよう。
Aさんに合わせた雰囲気で、狙いを定めて間奏や
エンディングを作る。
「Aさんなら、こんなプレイをしてくれるだろう」
そこではフレーズなどは指定せず、Aさんの才能に
「おまかせ」で最適な伴奏を作る。
しかしまったく逆な人たちもいる。
スティーリー・ダンのように何人ものギタリストを呼び
プレイさせてから最良のものを選ぶ。
前者の典型はボズ・スキャッグスの「You Can Have Me Anytime」
ルカサーという最強の切り札を持っていながら
ここ一番には「カルロス・サンタナ」の起用。
デビッド・フォスターはドライな人選の名手だ。
「このフレーズは、この人に限る!!」
となれば、たったワンフレーズのためだけに
超がつく大物でも呼んでプレイさせる。
ジャーメイン・ジャクソンの「If You Say My Eyes Are Beautiful」
のマイケル・オマーティアンもそうだ。
イントロのたった1小節=4音のためルカサーに
ソロの音をセットさせプレイさせている。
なのにギターソロは無い(笑)
同一音色では、かすかにオブリを入れている程度。
しかしイントロでは「最重要フレーズ」だ。
スティーリー・ダンの話は有名だろう。
まるでメンバーのように扱っていたラリー・カールトン
がいるにも関わらず、平気で他の人を起用する。
必要とあらばクビにしたメンバーでも平気で呼ぶ。
「Aja」の収められた「Peg」は
誰が聴いても「ラリー・カールトン」が弾くべき曲。
なのに選んだのは「ジェイ・グレイドン」。
おかげで「名曲」に「名演奏」が加わった。
--------------------------------------------------
通常の「編曲:◎◎◎◎」以外に、クレジットが付く場合がある。
コラース・アレンジ
ストリングス・アレンジ
ホーン・アレンジ
これらはいわゆる「スペシャリスト」の作業範囲。
その人選・楽器編成・得意不得意によって
大きく変わってしまうので「別発注」になる場合がある。
そんな千差万別なケースにも対応できる人が
優秀なアレンジャーとも言える。
--------------------------------------------------
2000年以降「DAW」によるいわゆる「打ち込み」
デジタルな演奏が増えてきた。
そこで起きた現象とは?
演奏=オケを作る人がアレンジャーになってしまった。
いわゆる「完パケ」の状態でハードディスクでの納入
スタイルが増えてきた。これは予算の関係もある。
「DAW」は基本自宅作業になり、スタジオはいらない。
そのほとんどを機械に演奏させるため、人件費も抑えられる。
へたすると「歌入れ」さえ、自宅スタジオでできる。
そしてコンペで競わせ、出来の良いモノを選べる。
そこで起きた現象とは?
けして複数人による「マジック」は起こりえない。
想定外の「名演」などは生まれてこない。
演奏者=アレンジャーになってしまったため
「面白味」や「広がり」は期待できない。
--------------------------------------------------
アレンジャーはキーボードの人が多い。
クラシックの素養があったり、譜面に強かったり。
あるいはアンサンブルを見渡せるからだ。
次にギタリストだろう。ロック系の曲であるならば
なんとしても「ギターの特性」を踏まえなければいけないからだ。
ベースとドラマーは少数派だ。ボーカリストも少数派。
何を基準として、誰に任せるか???
時と場合による、としか言いようがない。
アレンジャーにとって「個性」は時に邪魔になる。
その時々に「個性」を生かせるか?殺せるか?
--------------------------------------------------
そんなこんなを考えていると・・・
アレンジャーは万能に見える。
しかし・・・ しかしだ!!(笑)
確かに出来の悪い曲でも、ある程度はアレンジャーが
隠してくれる。
でも実際には、詞が良くて曲が良くて
演奏が良くてシンガーが良くなければ
アレンジが輝くことは無い。
ケーキで考えると判りやすい。
ケーキで大事なのは、本体のスポンジ。
ここにクリームを塗って「ケーキの本体」ができる。
ココが美味しくなければ、誰も食べきってはくれない。
ここにデコレーションが乗ってくる。
美味しいクリーム・美味しいフルーツで
可愛くて美味しいケーキとして着飾る。
美味しい素材が集まって1つのケーキができる。
それをどう着飾るのか?がアレンジの仕事だ。
実際に美味しい素材が集まるだけではダメ。
見るからに「美味しそう!!」
そう思わせなければいけない。
そして最後に、ショーウィンドウにきれいに並べられ
「見るからに美味しいヤツ」として歌い手が輝いて
初めて「うわ~オイシソウ~~~」と言われる。
定番のケーキがある。そして新作のケーキがある。
バター・クリームもあればチョコレートもある。
どれ一つ、欠けてはいけない。
あなたは・・・
誰が好き??? (^^♪
いつの頃から日本の音楽をそう呼ぶようになったんだろう。
前回に続いて「アレンジ」のよもやま話をしよう。
アレンジにおける、最大の仕事は?
なんといっても「イントロ」を作る作業だ。
印象的なイントロは曲の良さを何倍にも増幅する。
デビット・フォスターなどはイントロの名手だ。
名曲には名イントロ!!
イントロの音が鳴った瞬間、その曲の世界に引き込まれる。
アティチュード時代はまだ雑だったが
以後エアプレイ~シカゴまで「名曲には名イントロ」を
地でいってる人だ。
これは「間奏」や「エンディング=アウトロ」も同様に
みな曲に合うように作らなければいけない。
曲を最大限に生かすにはどうしたらいいのか?
歌い手より目立ってはいけない。
でも主張を消してもいけない。
1番大切なのは、歌い手が歌いやすいコト。
しかしある時には、歌い手に力量を求めることも必要。
そしてこれは「人選」にまで及ぶ。
間奏のギター・ソロを誰に弾かせるか?
仮にギタリストAさんとしよう。
Aさんに合わせた雰囲気で、狙いを定めて間奏や
エンディングを作る。
「Aさんなら、こんなプレイをしてくれるだろう」
そこではフレーズなどは指定せず、Aさんの才能に
「おまかせ」で最適な伴奏を作る。
しかしまったく逆な人たちもいる。
スティーリー・ダンのように何人ものギタリストを呼び
プレイさせてから最良のものを選ぶ。
前者の典型はボズ・スキャッグスの「You Can Have Me Anytime」
ルカサーという最強の切り札を持っていながら
ここ一番には「カルロス・サンタナ」の起用。
デビッド・フォスターはドライな人選の名手だ。
「このフレーズは、この人に限る!!」
となれば、たったワンフレーズのためだけに
超がつく大物でも呼んでプレイさせる。
ジャーメイン・ジャクソンの「If You Say My Eyes Are Beautiful」
のマイケル・オマーティアンもそうだ。
イントロのたった1小節=4音のためルカサーに
ソロの音をセットさせプレイさせている。
なのにギターソロは無い(笑)
同一音色では、かすかにオブリを入れている程度。
しかしイントロでは「最重要フレーズ」だ。
スティーリー・ダンの話は有名だろう。
まるでメンバーのように扱っていたラリー・カールトン
がいるにも関わらず、平気で他の人を起用する。
必要とあらばクビにしたメンバーでも平気で呼ぶ。
「Aja」の収められた「Peg」は
誰が聴いても「ラリー・カールトン」が弾くべき曲。
なのに選んだのは「ジェイ・グレイドン」。
おかげで「名曲」に「名演奏」が加わった。
--------------------------------------------------
通常の「編曲:◎◎◎◎」以外に、クレジットが付く場合がある。
コラース・アレンジ
ストリングス・アレンジ
ホーン・アレンジ
これらはいわゆる「スペシャリスト」の作業範囲。
その人選・楽器編成・得意不得意によって
大きく変わってしまうので「別発注」になる場合がある。
そんな千差万別なケースにも対応できる人が
優秀なアレンジャーとも言える。
--------------------------------------------------
2000年以降「DAW」によるいわゆる「打ち込み」
デジタルな演奏が増えてきた。
そこで起きた現象とは?
演奏=オケを作る人がアレンジャーになってしまった。
いわゆる「完パケ」の状態でハードディスクでの納入
スタイルが増えてきた。これは予算の関係もある。
「DAW」は基本自宅作業になり、スタジオはいらない。
そのほとんどを機械に演奏させるため、人件費も抑えられる。
へたすると「歌入れ」さえ、自宅スタジオでできる。
そしてコンペで競わせ、出来の良いモノを選べる。
そこで起きた現象とは?
けして複数人による「マジック」は起こりえない。
想定外の「名演」などは生まれてこない。
演奏者=アレンジャーになってしまったため
「面白味」や「広がり」は期待できない。
--------------------------------------------------
アレンジャーはキーボードの人が多い。
クラシックの素養があったり、譜面に強かったり。
あるいはアンサンブルを見渡せるからだ。
次にギタリストだろう。ロック系の曲であるならば
なんとしても「ギターの特性」を踏まえなければいけないからだ。
ベースとドラマーは少数派だ。ボーカリストも少数派。
何を基準として、誰に任せるか???
時と場合による、としか言いようがない。
アレンジャーにとって「個性」は時に邪魔になる。
その時々に「個性」を生かせるか?殺せるか?
--------------------------------------------------
そんなこんなを考えていると・・・
アレンジャーは万能に見える。
しかし・・・ しかしだ!!(笑)
確かに出来の悪い曲でも、ある程度はアレンジャーが
隠してくれる。
でも実際には、詞が良くて曲が良くて
演奏が良くてシンガーが良くなければ
アレンジが輝くことは無い。
ケーキで考えると判りやすい。
ケーキで大事なのは、本体のスポンジ。
ここにクリームを塗って「ケーキの本体」ができる。
ココが美味しくなければ、誰も食べきってはくれない。
ここにデコレーションが乗ってくる。
美味しいクリーム・美味しいフルーツで
可愛くて美味しいケーキとして着飾る。
美味しい素材が集まって1つのケーキができる。
それをどう着飾るのか?がアレンジの仕事だ。
実際に美味しい素材が集まるだけではダメ。
見るからに「美味しそう!!」
そう思わせなければいけない。
そして最後に、ショーウィンドウにきれいに並べられ
「見るからに美味しいヤツ」として歌い手が輝いて
初めて「うわ~オイシソウ~~~」と言われる。
定番のケーキがある。そして新作のケーキがある。
バター・クリームもあればチョコレートもある。
どれ一つ、欠けてはいけない。
あなたは・・・
誰が好き??? (^^♪